「長三角企業の上海進出第一拠点」を目指して 青浦が世界に向けて招待状

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2025-07-29

7月25日、「青浦新城開発建設大会」ならびに「潮涌浦江」新城発展青浦分会場イベントが国家会展中心(上海)で開催されました。会場では、上海理工大学、中国電信上海公司、交通銀行上海市支店と青浦区政府が戦略的協力枠組協定を締結しました。あわせて、華為と青浦区政府は「長三角AI+連携イノベーションセンター」の協業を正式に始動いたしました。今回のイベントでは、企業本社や研究開発拠点、生産拠点など、40件のプロジェクトが集中して契約され、多くの企業が青浦新城を新たな拠点として選んでおります。

青浦区党委員会の王平書記は、「青浦には6,000年にわたる『崧沢文化』の深い歴史的背景があり、長三角の生態・グリーン一体化発展モデル地区の中核として、独自の優位性を備えています。青浦の東側では大虹橋の力強い成長エンジンを享受し、西側では長三角内陸部と広く連携していることから、『現代的なハブゲートウェイ』としての地位を確立しております。」と述べました。青浦新城は、上海市が重点的に整備を進める五つの新城の一つとして、「高い都市美観」「最も江南らしい風情」「革新の中核」「温かみのある暮らし」といったイメージが広く定着しており、都市機能とコア競争力が着実に向上しています。そして今、青浦新城は「長三角企業の上海進出第一拠点」としての地位を築きつつあります。

現在、青浦では「長三角イノベーションハブ」の構築に向けた取り組みが本格化しています。華為、網易、美的などの大手企業が次々と稼働を開始しており、復旦大学科技園や中山病院国家医学センターといったトップレベルの研究・医療施設も集まりつつあります。青浦工業団地や中央ビジネス区といった高品質な都市空間においては、「階を上がれば取引先、パーク全体がサプライチェーン」といった産業集積の効果が顕著に表れています。また、三路線が乗り入れる乗換駅と多層的な軌道交通ネットワークによって、青浦新城は交通ハブとしての機能を高めており、「虹橋がすぐそばに、世界が手の届く距離にある」という交通の強みも備えております。さらに、青浦新城はすべての世代にやさしい都市を目指しております。復旦附属中学、上海外国語大学附属中学、蘭生中学、平和双語学校などの名門校が次々と開設されています。また、中山病院、紅房子病院、児童医学中心といった医療機関の整備も加速しています。

青浦新城の計画面積は91.1平方キロメートルに及び、区全体の13%の国土面積でありながら、青浦区のGDPの40%、一定規模以上の工業総生産の65%を創出しています。青浦新城は「1+3」の重点区域(1は中央ビジネス区、3は都市再生実践区、未来都市モデル区、そして産業イノベーションパーク)を中心に、特に6.5平方キロメートルの中央ビジネス区は今後の発展の中核を担うエリアとなっております。

「2025年青浦新城発展行動プラン」によりますと、青浦新城は次世代情報技術産業の発展に注力し、1,000億元規模の産業クラスターの育成を目指しています。華為をはじめとする大手企業を中核に据え、全産業を網羅するエコシステムを構築し、本社機能やイノベーション型企業の誘致を加速してまいります。また、「北斗および低空経済」は青浦新城と他地域の協同発展における特色ある産業として位置づけられており、次世代情報技術を基盤としつつ、ハイエンド製造業や現代物流といった他の1,000億元級産業との融合を図ってまいります。

イベント当日には、青浦区政府と華為クラウドコンピューティング技術有限公司が共同で「長三角AI+連携イノベーションセンター」の始動を発表したほか、上海理工大学、中国電信上海公司、交通銀行上海市支店との戦略協力協定の締結も行われました。

また、区内企業を対象とするデジタルサービスプラットフォーム「企呼我応」も正式に始動されました。これは、青浦区全体の企業ニーズに対応する総合的な訴求対応サービスであり、区の優れた行政サービス資源を有機的に統合し、市・区両レベルのサービスをシームレスに連携させるものです。「一つの仕組み」と「一つのプラットフォーム」を基盤に、「課題の先取り」「迅速な対応」「再発防止」「可視化と評価」という4つのキーポイントに基づき、企業からの要望を全区域・全過程・全方位で効率的に完結する体制を整えております。企業にとって「すべての声に応え、すべての課題が着実に解決される」実感をもたらし、青浦新城の産業集積と持続的な成長に向けた良好なビジネス環境の構築を強力に後押ししてまいります。