お金があっても使えない?工商銀行「卡碼通(カード・QRコード決済統合)」が外国人の支払い問題を解決
来中外国人の決済をより便利にするため、工商銀行は「工銀卡碼通(ICBCカード・QRコード決済統合)」という前払い式決済製品を新たに導入した。
「工銀卡碼通」は、中国を訪れる外国人向けに特別に設計された銀聯(ユニオンペイ)標準のプリペイド支払い製品として、迅速な申し込み、便利な決済、プライバシー保護、チャージ即利用などの複数の利点を備え、中国を訪れる外国人により便利で信頼性が高く、より広い範囲で使用できる新たな支払い選択肢を提供している。
工商銀行上海長江デルタ一体化モデル区支店の郭元恺副支店長によると、外国人の友人は指定された工商銀行の支店に行き、本人の有効な身分証明書を提示し、情報登録を完了するだけで、「工銀卡碼通」の実体カードを受け取ることができ、所要時間はわずか数分である。カードを受け取った後、ご自身の携帯電話で「工銀卡碼通」実体カード裏面のQRコードをスキャンすると、専用ページに進み、パスワード設定、海外銀行カードの紐付け、チャージなどを自分で行うことができる。「工銀卡碼通」は、3DS2.0認証に対応した海外銀行カードの登録によるチャージをサポートしている。チャージ完了後、外国人の方々は中国国内の銀聯ネットワークで決済可能となる。決済方法において、「工銀卡碼通」は実体カードによる店頭での挿入決済、タッチ決済、およびオンラインでのコードスキャン決済など多様な決済方式をサポートしている。加盟店がPOS端末を設置していない場合でも、銀聯標識の決済用QRコードを用意すれば、コードをスキャンするだけで決済を完了することができる。
新学年の到来に伴い、多くの留学生が初めて中国を訪れ、銀行口座の開設とモバイル決済環境への適応が最初の課題となっている。先日、私たちは上海のある大学で、世界中からの留学生を対象に「卡碼通」の総合決済サービスを成功裏に取り入れ、効率的な金融サービスによって国際学生グループのクロスボーダー決済の課題をワンストップで解決した。「現在、青浦を訪れる外国人旅行者はますます増えており、さらに2025年には世界ボート選手権が青浦で開催されます。私たちはより多様で、より便利で、より安全な金融サービスを提供し、青浦の国際化レベル向上に貢献していきます」と郭元愷氏は語った。